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遊戯王のドラフトについてまとめるブログ

地属性ドラフト・概要

bc58.hatenablog.com

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基本ページにこのドラフトの概要について書かれていないことに気づいたので超今更ですが書いておこうと思います。

細かいルール説明は別ページにあるのでこのページではどんなドラフトなのかをざっくりと説明していきます。

 

ドラフトについて

遊戯王プレイヤーにはそもそもドラフトって何?って人も多いと思うのでまずはドラフトの説明についてして行きたいと思います。

 

ドラフトとは、

配られたカードを複数のプレイヤーで順番に選択していき、自分が取ったカードで即席のデッキを作ってゲームを行う

という遊びです。MtGではよく遊ばれている手法です。

 

即興でのデッキ構築能力が問われたり、普段は見向きもしないような意外なカードが強かったりするところが通常のデュエルにはない魅力です。

 

一般にMtGでは、ドラフトというと市販のパックを使って遊ぶブースタードラフトというものが主流なのですが、遊戯王でこれを行うのは難しいため、キューブドラフトという形式でよく遊ばれます。

 

キューブドラフトとは

キューブドラフトとは、「キューブ」と呼ばれるあらかじめ用意されたカード達の中からカードの束(パイルと言います)を作り、これを使ってドラフトを行います。

 

地属性ドラフトでは、キューブの枚数は360枚。これを12枚のパイルにして一人5パイルずつ受け取ります。つまり一人60枚ですね。

この360枚のキューブのうち60枚はレアカード、つまり特別協力なカード達で12枚のパイルのうち2枚はこのレアカードが含まれるようになっています。

 

こうして受け取った束を一つ開封し、その中から1枚を選んで(ピックすると言います)残りを隣の人に渡す→回ってきたカードの中からまた1枚をピックして隣の人へ(ry

 

ということを5パイル分繰り返して各自取得したカードで40枚以上のデッキを組みます。

 

ちなみに他の人のキューブではエクストラのパイルは別にすることが多いのですが、地属性ドラフトでは全てごちゃまぜです。エクストラをどれくらい取るか、ということも重要な戦略になっています。

 

地属性ドラフトの特徴

 

採用されているカードについて

  • モンスターカード

地属性ドラフトはその名の通り、全てのモンスターが地属性で統一されたキューブドラフトです。

そのため、地属性をサポートするカードは属性を気にせず最大限のパワーで使用することができます。《地霊使いアウス》も全てのモンスターをパクることができます。

また、新旧問わずマイナーでユニークなカードも多く採用しています。普段のデュエルでは日の目を浴びることは少ないカード達ですが、意外にも強力なモンスターばかりなのでドラフト時にはテキストをよく確認しておくことをおすすめします。

 

  • 魔法、罠カード

汎用性の高いカードをメインとしておなじみのカードからマイナーなカードまで採用してます。

《エクスチェンジ》のような普段では使用自体が難しいカードを使えるのもドラフトのいいところですね。

 

  • 禁止カード

ドラフトでは現行の遊戯王でのリミットレギュレーションは適用されません。

そのため、現在では禁止カードになっているものも山盛りです。

《強欲な壺》《苦渋の選択》《巌征竜−レドックス》も使えます。圧倒的なパワーカードを叩きつけるのはとても快感ですね。

また、現在ではエラッタされているカードもすべてエラッタ前の効果を適用します。

《レスキューキャット》リクルートした 《マドルチェ・ホーットケーキ》で更にモンスターを展開するインチキムーヴは地属性ドラフトではあまりにも有名…)

ただし、ゲームバランスをあまりにも崩壊させるカードは流石に採用されていません。

 

カードの枚数

カードリストを見てもらうとわかりますが、基本的にほとんどのカードが1枚ずつしか入っていません。

これには理由が3つあり、

・いろんな種類のカードを使いたい

・複数回プレイしても違うゲーム体験ができる

ハイランダーに近い構成にすることで柔軟性の高いデッキを作れるようにする

という狙いがあります。

また、テーマデッキのカードも多く採用されていますが、そのテーマのデッキを組むというよりはコミュ力の高いカードや出張セットをグッドスタッフに組み込んでもらうといった感覚がわかりやすいと思います。(これについては下の方で詳しく説明します)

また、プールに3枚存在するカードは左上に青のシール、2枚存在するカードは左上に黄のシール、レアカードは左下に赤のシールを貼っています。

 

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プールに3枚あるカード

 

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プールに2枚あるカード

 

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レアカード

 

採用カードの傾向

基本的には単体、多くても2枚以下のカードで機能するカードのみで構成されています。(ここでいう"単体で機能する"とは最低でも下級アタッカーとして運用できることも含みます)

ドラフトでは構築戦とは違って自分の思い通りのカードをデッキに組み込むことは難しいため、特定の状況下でしか使えないカードは非常に使いづらい傾向にあります。(これを俗にコミュ力の高いカード、低いカードと呼んだりします)

 

X−セイバーで例をあげてみましょう。

《XX−セイバー フラムナイト》は地属性ドラフトのカードの中でも屈指のオシャレカードです。

効果による場持ちの良さ、チューナー、増援対応、そこそこの打点、と非常に高い汎用性を誇り、忘れがちな後半の効果も《XX−セイバー エマーズブレイド》から綺麗に繋がるのでとてもいい感じです。

単体での完成度が高いため、X−セイバーをほとんど集めていなくても是非ともピックしたいカードの一つです。

 

次に《XX−セイバー フォルトロール》を見てみましょう。

こちらは【X−セイバー】デッキを代表するキーカードのひとつですが、使用するために場に2体のX−セイバーモンスター、蘇生するカードも含めると3体のX−セイバーモンスターを用意する必要があります。

構築戦ではこのカードを使用するためにデッキを組むことができるため容易に使用することができますが、ドラフトにおいては必要なカードを自分で集める必要があり、かつ不安定なデッキでこの状況を作り出すことは非常に困難です。

仮にこのカードを使用できるだけのカードを揃えることができたとしても、それを得るために他の多くのパワーカードを流すことになっていることが多く、実際に強いデッキを作ることは難しいでしょう。

 

とはいえ、遊戯王というカードゲームは複数枚のカードによるコンボも醍醐味であるため、単体で運用できるカードのみでキューブを構築すると味気ないものになってしまいます。

そのため、基本的には単体で運用できるカードをメインとしていますが、コンボを前提としたカードも無理なく対象のカードを集められるものに限り採用しています。

 

まとめ

今回は私の作っている地属性ドラフトの概要について説明させていただきました。

キューブドラフトは一度キューブを作ってしまえばお金もかからず何度でも遊べる点が魅力です。(そのキューブを作るのが吐くほどしんどいけど)

また、好きなカードプールで組むことができるので自分の理想の環境を作り上げることができるのも面白いところですね。

最近の環境を知らなくても楽しめるので、元々昔遊戯王をしていたけど引退してしまった、という人にも是非遊んでもらいたいです。